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キリマンジャロ登山断られていた | 姪浜駅すぐ 福岡市西区の衛藤整骨院

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キリマンジャロ登山断られていた

2025.07.05 | Category:

厳しいとは思っていたが

数社旅行社に問い合わせる

西遊旅行社の場合体力レベル5段階の4

十分の体力と登山経験、高所経験が必要

目安として次の①,②に該当していることが参加の条件

①1年以内に海外の4000m以上の登山、トレッキングを経験している

②1年以内に延べ10回以上の登山を経験している

(富士山または2500m、3000m級の縦走登山を必ず含む)

※マラソン等の経験は体力の指標にはなるが、登山経験とはみなさない

 

私の場合5年に一度夏の富士山に登ったことぐらい

前年福岡マラソン完走は論外 それは平らなとこでしょう と言われた

体力的な評価は頂いたが、登山経験が足りない

 

課題としてとりあえず40時間のトレッキングをするように言われ

日本山岳協会福岡支部に聞いたら70歳過ぎの登山経験がない人は

いきなりトレッキングには連れていけない 基礎から

 

登山仲間募集のサイトをいくつか問い合わせるが同じこと

 

yamapのアプリ上で近くの低山の縦走を地図上で作り

一人でトレッキングを開始

飯盛山から日向山、高地山、高祖山、鐘撞山から一度民家まで下山し

叶ヶ岳の縦走を始める 距離は15km標高差2600m

舩で帰る期間もありトレールラン平らなとこは走る

 

最初は凄い筋肉痛で2階の寝室にに上がるのも大変

寝ていても足全体が痙攣して悲鳴が出る

 

12月頃には全然筋肉痛も無く

ヒンズースクワット300回もしていたが物足りなくなる

太腿も尻もパンパンに太くなる

 

何とかクリアーして参加できるようになる

千駄ヶ谷の三浦雄一郎さんの経営するミウラドルフィンズで

海外高所テストと高所順応トレーニングを4回受ける

 

6000mと同じ酸素量の部屋で90分

踏み台昇降やルームランナーをやりながら意識呼吸を身に着ける

最初は血中酸素濃度が50台まで落ちて視野狭窄と全身ジンジンして

異様にあくびが出たり体がだるい

 

最初はトレーニング後に高山病で頭が痛くなっていたが

3回目から要領がわかり余裕になる

 

4回目は三浦さんから太鼓判を押していただく

「これなら大丈夫じゃないですか」

 

それでも旅行社は心配してビジネスクラスを勧め

パーソナルポータも勧められた

 

想定山頂最低温度がマイナス15度~20度以上の世界

強風なら地獄の世界

 

何度もモンベルに通い相談する

何を着ていけばいいのか、手袋も靴も着る服、寝袋

 

YouTubeのキリマンジャロ登山を見れば見るほど不安

どの投稿も高山病が酷く意識朦朧でポーターに両脇を支えてもらい

吐きまくって山頂に、感動の余り泣きじゃくる内容

 

相当の覚悟で臨んだ未知の世界

私の場合天候にもメンバーにも恵まれ

 

満月に照らされて山頂を目指し、アフリカの最高峰のご来光もみれ

高山病も全くなく快適、無風で最低温度はたったの-9度

 

元気なグループは山頂から最終キャンプ地キボハットまで

大砂走を小走りで3時間余りで下山

 

キボハットは4800mで熟睡すれば呼吸数や心拍数が下がり

寝ている間に高山病になるので1時間の仮眠

 

山頂を目指す前日もキボハットで仮眠のみ

 

 

それからさらに3700mホロンボハットまでその日のうちに下り

やっと熟睡できる 相当な体力が必要です

 

幸い筋肉痛も、体調不良も高山病もなく快適な旅行ができました

 

YouTubeを見ていたから拍子抜けしたのが実感

旅行社の方からやっと「衛藤さんはすごいですね」と認められました

 

断れてても何とかなりますよ

3か月あったら体を仕上げることをやってきた自信

 

これからキリマンジャロ登山を目指す人の参考になれば幸い