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この道49年目
この道に入って早半世紀近くになる
業界もめまぐるしい変化を体験してきた
昭和50年代は「ほねつぎ」の時代
朝から救急車で骨折の患者さんが運ばれてくる
助手から始まり整復ができるようになっていく
モンテギア骨折やディピュートレン骨折までも
変形治癒も出さず完璧に整復していた時代
患者さんからも尊敬の念で見られ
誇りと責任感を持っていた時代
色々なことがあり、昭和57年に
骨接ぎは日本から抹消される大事件がりました
骨接ぎで暖簾分けしてもらい開業もできず
関節や筋肉のプロになるため
家の一軒家がたつほどのお金を出して
高額セミナーに通いつめ今の自分が有ります
福岡市で昭和62年に整骨院の会員番号が85番
福岡県で85番目 そのくらい少ない時代
規制緩和で8倍のスピードで整骨院が増え始めたのが
平成10年以降 それまでは整骨院になるための
専門学校が全国で14校しかなく 規制緩和で10倍近くでき
今では全国でコンビニの数より多くなりました
そのころから治療技術より経営力が問われ
私も大金をはたいて経営セミナーに参加しました
隣の席の方は60軒くらい分院を持って年商何十億のかた
いろんなお話をしましたが「治してはダメなんですよ」
「治したら来なくなるでしょう」今がマーケッティングの時代
いかに2回目を来させるか
患者さんをいかに集めるか
私が何千万もかけて治せる技術を身に着けた話に
「それって自己満足ですか?」と一蹴う
儲かることが大事か 自己満足が大事か
帰りの新幹線で葛藤をして岐路に着く
結局私は儲けることはできません
自己満足がいつまでできるか
治療家人生を全うしたいと思います